方言を使ったコミュニケーションをリ・デザイン

2015年6月12日

方言を使ったコミュニケーションを
リ・デザイン、しました。

まちの活性化のために「LINE」活用

(株)ミウラ・リ・デザイン(以下、MRD)では、このたび、LINEのオリジナルスタンプをつくりました。スタンプとは、コミュニケーションアプリ「LINE」の文章メッセージに挿入できるイラストのことです。企画意図は「私の故郷・山形県酒田市を離れていてもできる、まちおこし」。これまで「酒田弁」のスタンプはなく、前から制作したいと思っていました。周囲の酒田市出身者からも「いろいろな地方の方言スタンプがあるのに酒田弁がないのはさみしい。ぜひ作って欲しい」という要望も届いていました。40種類の方言がスタンプになっています。

いつまでも故郷の方言を残したい

背景には「鶴岡調査」(国立国語研究所が山形県鶴岡市で実施した経年的な言語調査)があります。年々消え行く一途の方言。さみしさで胸がいっぱいになりました。慣れ親しんだ酒田弁を消したくない(消えてほしくない)という思い、折に触れて思い出して欲しい、いつまでも忘れないでいて欲しい、最近の酒田市内の若者たちは標準語なので酒田弁を知って欲しい、酒田市を離れ市外・遠方に暮らしている人たちが同郷同士で使える酒田弁スタンプが欲しいというさまざまな想いがつまったスタンプです。去年から3社協働(ラグタイム社・ブレインハウス社の協力のもと)で地道に制作・申請して待つこと、数ヶ月。去る5月11日(月)にようやくリリースとなりました。

売上げは酒田市活性化に活用します

弊社の取り分(3社協働なので売上の3分の1になりますが)は酒田市貢献に使います。どの程度の売上げになるかはわかりませんが、小額なら地元・酒田でまちおこしに頑張っている団体・個人に寄付する予定です。万が一、予想を上回るような中額であったならば、まちおこしイベント的なものを企画し、実行したいですね。億が一、予想を上回るような大額であったならば、酒田市に何か新しい新産業を創出したいと考えています。遠くに居ても、それぞれが、自分なりにできることから、こつこつと地元貢献。この酒田弁スタンプは、そんな弊社の「まちおこし遠隔バージョン」です。

コミュニケーションのきっかけに

モチーフとしたキャラクターは酒田出身である三浦琢揚自身です。このスタンプは酒田市・市制を代表するものではありません。酒田市を愛する一個人がつくった、ということで私の顔をキャラクター化しました。似顔絵のおおもとは、三浦の次男が描いた落書きがベースになっています。ダウンロードして酒田出身者同士・酒田市ファンが、双方向でコミュニケーションしていただければ、こんなにうれしいことはありません。喜びのあまり、こう叫びたい気持ちです。

「ようやぐ出はたよ!おらがだのスタンプ(意味:ようやく登場したよ!俺たちの地元のスタンプ)」(終)

LINE スタンプ 酒田弁」 ←こちらの単語で検索してみてください。

方言を使ったコミュニケーションリ・デザイン、しました。
方言を使ったコミュニケーションリ・デザイン、しました。
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