これからはコト化が売り上げを。

2018年2月2日
広場で踊ると市場ができる

いま中国でダンス市場が激しく盛り上がっています。中国では中高年の女性たちが広場や公園で「広場ダンス」なるものを踊っているのです。それが、なんと1000億元(約1兆7000億円)規模の市場になっているのです。

ダンスで着る衣装はもちろん、広場で使う音響設備、動画放映設備といった広場ダンスと関係のある商品が爆売れしています。どのくらい凄いかと言いますと、ショッピングサイト・淘宝での1ヶ月当たりの売上額が2500万元(約4億2500万円)を超え、オフラインでの売上額はざっくり見積もってもオンラインの10倍はあり、通年で総計約30億元(約510億円)にはなると試算されています。あるメディアの報道によれば、中国で広場ダンスをしている人の数は約1億人(!)で、広場ダンスの関連商品市場は1000億元(約1兆8000億円)規模の市場であると見られています。

モノを売ろうとしない。コトを売ろう

 商品を売ろうとして、商品を売るのではなく(これがモノ販売)、『踊るって楽しいよね!』が人の気持ちを刺激し、楽しさに魅了された人が増え『楽しみたいからモノを揃える(買う)』という経済の循環が起きています。これが「コト販売」です。モノを消費するのではなく、時間(体験やシーン、物語)を消費する経済だと言い換えることもできるでしょう。必要に迫られて買うのも買い物ですが、どうせなら「買い物は楽しい!」と感じて買うのが一番です。「楽しいから買う」は重要な購入動機です。

コモディティ化を乗り越えるためには

 現在、自動車、書籍、テレビにパソコンに家電製品全般。いまや、あらゆる商品がコモディティ化しています。コモディティ化とは発売当時は特別だった独創的独占的だった商品が、ライバルが増えて、生活者に浸透し、ごくごく一般的な商品になることを言います。機能差で選ばれるのではなく、価格で競争するしかなくなってきている商品のことです。

コト化に紐付いたブランド戦略を!

コモディティ化の中で選ばれるためのキーワードが「コト化」です。生活者は商品を購入する際、単純な製品の比較検討のみならず、メーカーそのものに対する安心感・信頼性・堅実感なども考慮に入れた上で比較検討します。結果的に若干割高であっても信頼感や老舗メーカーの製品を選択することは珍しいことではありません。これがブランド力です。優れたブランドは、コト化を理解し、実践しています。

使うと楽しさ(心地よさ・幸せ感・うきうき・ワクワク)が生まれる。このような商品づくりと販売戦略がますます求められています。MRDは楽しさを体現できるブランディングを企画デザインしています。(終)

中国 ダンス市場」 ←こちらの単語で検索してみてください。

これからはコト化が売り上げを。
これからはコト化が売り上げを。