マーケティングの5Pと5C

2019年6月3日
用語解説

マーケティング戦略において、望ましい反応を市場から引き出すために、ツールを組み合わせること、組み合せのことを「マーケティング・ミックス(marketing mix)」といいます。

マーケティング・ミックスは、ジェローム・マッカーシーが1960年に提唱した有名な分類「4P」を用いてが語られることが多く、これ自体は企業視点のマーケティングです。

4つのPとは =企業視点のマーケティング

  1. Product(製品=商品政策)
  2. Price(価格=価格政策)
  3. Promotion(販売促進=プロモーション政策)
  4. Place(販売ルート=流通政策)

この頭文字をとって「マーケティングの4P」または「4P政策」といわれます。

また、「マーケティング戦略」という場合にはこの4P政策を指していることが多く、マーケティングの実行段階の戦略に位置づけられます。

さらに、ロバート・ローターボーンによって、1993年、顧客の視点による「4C」という分類が生まれました。 これは、4Pが売り手側の視点で捉えられているのに対し、買い手側(顧客)の視点で捉え直そうというものです。

4つのCとは =消費者視点のマーケティング

  1. Customer Value(顧客にとっての価値=消費者のニーズやウォンツ)
  2. Cost to the Customer(顧客コスト=顧客の負担)
  3. Communication(コミュニケーション)
  4. Convenience(利便性=入手の容易性)

また、4Pと4Cはそれぞれ以下のように対応しています。下記のようにお互いが対になるものであり、企業側の視点か消費者側の視点かどうかの違いです。

Product(製品)  Customer Value(顧客にとっての価値)
Price(価格)  Cost to the Customer(顧客の負担)
Promotion(販売促進)  Communication(コミュニケーション)
Place(販売ルート)  Convenience(入手の容易性)

MRDでは、4P/4Cは昔の考えで、いまは「5P/5C」だと思っています。  

  [ 5P ] 企業視点[ 5C ] 消費者視点
Product(製品)Customer Value(顧客にとっての価値)
Price(価格)Cost to the Customer(顧客の負担)
Promotion(販売促進)Communication(コミュニケーション)
Place(販売ルート)Convenience(入手の容易性)
People(人々)Community(地域社会)

4P/4Cではなく、5P/5C。

一番最後に追加した、People(人々)とCommunity(地域社会)が欠かせなくなってきていることを痛切に感じているからです。

マーケティングの5Pと5C
マーケティングにPeople(人々)とCommunity(地域社会)は必須

マスでの考え方(マスメディア、マスプロモーション)が持てはやされた時代は終わりを告げようとしています。今後は個人個人の考え・立場を尊重しながらの、地域単位での地域共生・共有・共感・共育のマーケティング活動が主流になってきます。