お客さんからは、みな同じに見えているの法則

2016年10月10日
MRD通信
売り(特徴)がはっきりしていると人気

百貨店に限らず、守備範囲の広い言わゆる“メニューが豊富な居酒屋”も流行らなくなりました。居酒屋業界では今は『鳥貴族』通称、トリキのような一点突破な業態が人気です。一品の単価が安いだけではなく、特徴がはっきりしているから選ばれやすいのです。人気の海鮮居酒屋『磯丸水産』もお店の売りが明確。新鮮な魚介を“浜焼き形式”で提供するのが特徴です。『串カツ田中』は創業7年で上場するほどの勢いです。もちろん、売りは串カツ。実際串カツ以外のメニューも豊富ですが「串カツなら田中」というイメージで人を惹き付けています。

一点突破性は、ますます激しく

人気のお店は外観もはっきりしていて外から店内が見えやすく、老若男女、2人でも団体でも入りやすいのも共通点。また一点突破化は、これに留まりません。例えば大阪発信の“とろさば”料理専門店、その名も「SABAR(サバー)」は大人気で東京にも出店中。徹底した鯖のアレンジ料理を提供してくれるユニークさがうけています。初台にあるのは長ネギ料理専門店。おつまみからデザートまで全料理に長ネギを使用している徹底ぶり。このように個性の一点突破化は、今後ますます激化するでしょう。

なぜ一点突破が良いのか

「守備範囲が広い=何でもそろっている」ことから人が連想するイメージは・既知・経験済・平均点。一方、突出した個性には・未知・未経験・期待・ワクワク感が伴います。だから惹かれてしまうのです。「このお店でしかできない体験ができそう」と思わせてこそ、人を動かすことができます。モノよりもコト化!!

選んだ自分をアピールする楽しみも

成熟した現代、お客さんたちの目は肥えてきています。飲食店でも病院でも美容院でも、洋服や食べ物を買うのでも、選択肢が無数に用意されています。そんな状況下で普通のお店は選ばれません。お客さんは「買うことの楽しみ」に加え、「選ぶことの楽しみ/伝えることの優越感」を知ってしまったからです。

写真をSNSへ投稿する=選んだ証拠

インスタグラム(写真投稿SNSサイト)に写真を投稿する人の急増がその証拠です。自分の食べたもの・行った先・体験したコトなどをアップし、「選んだ私」を主張するわけです(一般的には共有と呼ばれます)。投稿される基準は一点突破された、群を抜いた個性。飲食店であれば、“写真に撮られるほどの個性”を持とうと過剰な盛り付けや人目を引く飾りつけ等で「写真に撮られよう」と必死です。その一点を突破口に、SNSで宣伝して欲しいわけです。これからの時代の中での個性の出し方、表現の仕方、作戦等についてはMRDにお気軽にご相談ください。

お客様は自分の会社やお店、サービスが売れると思っています。意外と「その他大勢の中に埋没している」こと、他社との違いがないことに鈍感です。お客様からは「みな同じ」に見えていることに気づきません。それくらい「個性」「独自性」を表面化することは難しいのです。(終)

お客さんからは、意外に、みんな同じに見えていますお客さんからは、意外に、みんな同じに見えています
お客さんからは、意外に、みんな同じに見えています

一点突破で成功するための三点

① オリジナルな要素があるか。 =競合優位点は?

② そのポイントは、お客さんにわかりやすいか。 =表現は?

③ そのポイントは、お客さんに伝わっているか。  =PRは?

(まとめ)