コンパクトシティ

2017年8月22日

郊外の住宅地開発が盛んだった日本の都市(特に地方都市)は、郊外の住宅地開発に比例して、中心市街地の空洞化現象(ドーナツ化現象)が顕著になった。

特に地方都市は、鉄道網が不十分な自動車中心社会化が進み、郊外へ巨大ショッピングセンター(今で言うと例えばイオン)が建設され、国道やバイパス沿いにロードサイド型店舗やファミリーレストラン、ファーストフード店などの飲食店が出店した。

商業施設の進出につられるように、公共施設・大きな病院も広い敷地を求めて郊外に移転。ますます、市街地から人口が流出した。

そもそも旧来からの市街地は街路が未整備で車社会への対応が不十分だったり、土地の権利関係が複雑で開発が難航、魅力的な店舗が出店してこない、旧来の店舗の時代への対応の遅れ、商店主たちの高齢化など様々な要因から、衰退していった。

都市郊外化・スプロール化を抑制し、上記のような課題を解決するために、市街地のスケールを小さく維持、歩いて楽しめる・活動できる範囲を生活圏として、コミュニティの再生や住みやすいまちづくりを目指そうとするのが「コンパクトシティ」という発想。

コンパクトシティ
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