プロシューマー(Prosumer)

2017年7月17日

一般消費者(コンシューマー)のファン化・顧客化を進めるためには、コンシューマーだけに目を向けるのではなく、プロシューマー(Prosumer)にもアプローチをかける必要があります。

プロシューマー(Prosumer)とは、生産者(プロデューサー)と消費者(コンシューマー)を合成したマーケティング造語です。自分が欲しいと思う物を自ら発案して商品化したり、メーカーに働きかけていく消費者のことを言います。プロシューマーという造語は未来学者のアルビンEトフラー氏の著書 『第三の波』の中に登場します。プロシューマーの台頭を予言したのが彼です。そしてそれが現実のものとなって訪れてきています。

また、プロシューマーを後押ししたのは、インターネットの普及です。メーカーにとってプロシューマーは敵ではありません。顧客起点の商品開発を指向する企業は今後、商品開発プロセスにプロシューマーのアイデアを取り込んでいくべきです。そのためには自社の情報を積極的に公開し、プロシューマーを呼び寄せる工夫が必要になります。

好例が「無印良品」。プロシューマーたちとの関係づくりに成功したブランドのひとつです。良品計画はインターネットを使った消費者参加型の商品開発サイト「空想無印」をオープン、2007年のことです。ここでは消費者自身が欲しい新商品のアイデアを提案したり、既存商品の改良を発案したりできます。 特徴的なのは、消費者から投稿されたアイデアに対し、ほかの消費者の投票によって商品化を決めることです。これがまさにコミュニケーション・マーケティングの形です。

株式会社ミウラ・リ・デザインは、そんなコミュニケーション・マーケティングの実行経験が豊富な会社です。何かしらのお手伝いができると信じています。お気軽にお問い合わせください。

プロシューマー(Prosumer)
プロシューマー(Prosumer)の活用も

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