街の本屋さんの再生について(1/2)~第1部 最近の展開事例~ここ最近、脚光を浴びている書店について


ブックカフェ「本と珈琲 梟書茶房(フクロウ ショサボウ)」@東京メトロ池袋駅直結「Esola(エソラ)」4階

出版市場のいま。紙市場は5.7%減の1兆2,921億円、書籍は2.3%減、雑誌は9.4%減


言わずもがなな事実ですが、改めて数字で確認しておきたいと思います。


全国出版協会・出版科学研究所によれば、2018年の紙の出版物(書籍・雑誌合計)の推定販売金額は前年比5.7%減の1兆2,921億円で14年連続のマイナス。内訳は、書籍が同2.3%減の6,991億円、雑誌は同9.4%減の5,930億円。


一方、電子出版市場は前年比11.9%増の2,479億円。内訳は、電子コミックが同14.8%増の1,965億円、電子書籍(文字もの)が同10.7%増の321億円、電子雑誌が同9.8%減の193億円となっています。(公益社団法人 全国出版協会・出版科学研究所調べ 2019年01月25日)


数字でみれば瀕死の重傷。それでもがんばってる街の本屋さんがいくつもあります。街の本屋さんはもうだめなの?いいえ、そんなことはありません。



紙の出版物が減少する中、“攻めてる”書店もあります。


個人的に読書好きですし、電子書籍よりも紙の本が好き。仕事柄、書店・出版業界にも無関係ではありませんし、以前から書店の今後については非常に興味関心がありました。街にある本屋さんは、その街にとっての欠かせない「地域資源」であるとも思っています。


そこに来て今年、困っている「街の本屋さん」の話を耳にしたので、思い切って文章にまとめることにしました。


複数の成功事例を並べて因数分解することで、改革の共通キーワード、成功のためのヒントが見えてくる、共通項がわかれば新しいステップも踏みだしやすいだろうと考えたからです。


自分の考えを整理すると同時に、「これからどうしていい良いかわからない」「どう動いていけばいいのかわからない」「打開策を教えてほしい」とお悩みの書店主・オーナー様のヒントになれば幸いです。(以下、書店名等全て敬称略)


わかりやすく、2部構成にしました。


1部 最近の展開事例~ここ最近、脚光を浴びている書店について

2部 脚光書店群に見る共通項~書店存続のキーワード



第1部 最近の展開事例~ここ最近、脚光を浴びている書店について


書店の未来を語る上で、最近の“攻めてる”書店の取り組み(事例紹介/サンプル数:16)を集めてみました。自社サイトそのものではなく、第三者が取り上げた紹介記事を選んでいます。


実際、事業運営が順調で、計画通りに利益を生み出しているかは不明ですが、記事として取り上げられている・話題になっているという点では成功事例といって良いと思いますので、集めてみました。なお、16の中には「街の本屋さん」とは言えない規模の書店も含まれています。


以下、順不同で。


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入場料1500円の書店『文喫』に聞く、生き残りをかけた書店の“在り方”

2019年02月03日

https://www.oricon.co.jp/special/52478/

MRDメモ:入場料を1,500円に設定した珍しい形態の書店『文喫』@東京都六本木


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本だけじゃない、神楽坂に誕生した書店「かもめブックス」の魅力に迫った

2014年12月15日

https://www.itmedia.co.jp/ebook/articles/1412/15/news069.html

MRDメモ:本の校正・校閲を手掛ける鴎来堂(鴎は旧字体)が運営する書店@東京都神楽坂


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新宿の「ブルックリンパーラー」で食事・JAZZ・本を1度に楽しもう

2016年04月02日

https://icotto.jp/presses/1

MRDメモ:ニューヨークに本店を持つ「ブルーノート」。そのブルーノートジャパンがプロデュースする書店@東京都新宿


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泊まれる本屋として話題の「BOOK AND BED TOKYO」が新宿にオープン

2018年05月26日

https://rurubu.jp/andmore/article/2691

MRDメモ:「泊まれる本屋R 」がコンセプトのホステル@東京都新宿


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大船に新刊書店誕生 人や地域の「未来」つなぐ存在に

2018年11月22日

https://kamakura.keizai.biz/headline/300/

MRDメモ:地域の人と地域社会を相手にローカルで小商い「ポルベニールブックストア」@神奈川県鎌倉市大船


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北海道の書店店主が個別に対応 「1万円選書」に注文殺到

2016年04月17日

https://www.news-postseven.com/archives/20160417_402495.html

MRDメモ:文面を通じた1対1のコミュニケーションで本を勧める「いわた書店」@北海道砂川市


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誰でも作家気分、ユニーク市営書店で町を活性化

2018年4月10日

https://business.nikkei.com/atcl/report/15/261527/032900016/

MRDメモ:市長が政策公約に掲げる「本のまち八戸」の推進拠点「八戸ブックセンター」@青森県八戸市


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小さな本屋さんの広大な宇宙 千駄木・往来堂書店

2017年08月31日

http://cenecio.hatenablog.com/entry/2017/08/31/120358

MRDメモ:多くの書店が、取次から自動的に送られてくる「パターン配本」で営業する中、文庫、新書を除きほとんどを自主仕入れを行っている目利きの本屋。谷根千コミュニティ(やねせん:谷中・根津・千駄木)のなくてはならない顔、核のような存在。B&B代表の内沼晋太郎さんは往来堂書店出身@東京都千駄木


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1/9(月)OPENの「BOOKS 青いカバ」さんに行ってきた!(東京・駒込)

2017年01月09日

http://www.tsugubooks.com/entry/booksaoikaba

MRDメモ:「ずっと GOOD BOOKS」をテーマに、10年後も本棚に入れておきたい本をセレクト@東京都文京区本駒込


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ひるねこBOOKSさんに行ってきました

2016年3月9日

http://murmurmagazine.com/desk/2933/

MRDメモ:「暮らしを楽しむ本と雑貨」がテーマ。古本、新刊、フェアに関連する雑貨などを取扱う@東京都台東区谷中


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ビールが飲める本屋「B&B」大盛況の秘密~アマゾンには絶対まねできない体験を提供する

2014年07月10日

https://toyokeizai.net/articles/-/42074

MRDメモ:オープン以来、毎日欠かさずイベントを開催。新スタイル書店の先駆け@東京都世田谷区北沢


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「書店は、余裕で生き残れる」“クリエイター集団”目指す天狼院書店

https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/221102/082900607/

2018年8月31日

MRDメモ:「ゼミ」や「部活」といったリアルイベントを行う体験型書店@東京都池袋他


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池袋の注目ブックカフェ「本と珈琲 梟書茶房」とは?

https://icotto.jp/presses/11221

2017年09月07日

MRDメモ:人気カフェチェーン「ドトールコーヒー」の新業態。「かもめブックス」のオーナー、書店改革の風雲児・柳下恭平さんとタッグを組んで誕生。扱うのは袋とじの本だけ@東京都池袋


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鳥取の小さな街角書店"定有堂"は全国の書店員の聖地なんです。

https://haveagood.holiday/plans/6719

2015年02月16日

MRDメモ:読書会、映画界、ミニコミなどで情報発信もしている「書店の未来」をカタチにした先駆け的書店。しかし店主は「『書店』というのは、本という商品を扱い、陳列してある空間のこと。広ければ広いほどいいし、それに合わせてサービスの質を向上させていくもの。対して『本屋』というのは人のこと」と語る@鳥鳥取県鳥取市


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リアル書店の美人カリスマ店主に会いたい 大阪・谷町「隆祥館書店」特集に注目

https://www.sankei.com/west/news/150615/wst1506150048-n1.html

2015年06月15日

MRDメモ:「街の本屋さん」代表的存在。生き残りの秘策は「お客さんとのふれあい」。顧客との密な会話・コミュニケーションで人気@大阪府大阪市中央区・谷町六丁目


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本を仕事にする、でも本に頼らない。「ガケ書房」改め「ホホホ座」山下賢二さんに聞く、もっと自由に“本を商う”方法

https://greenz.jp/2015/04/23/hohohoza/

2015年04月23日

MRDメモ:「本は売る。でももう、本には頼らない。ホホホ座はやけに本が多いおみやげ屋(笑)」。当時話題の「ガケ書房」改め「ホホホ座」@京都府京都市左京区


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以上、16点(2019.05.14時点)。


他にも見つけたら随時、補完して行こうと思います。


それらの事例を踏まえて、次の「第2部 脚光書店群に見る共通項~書店存続のキーワード」へお進みください。



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